うちの子が幼稚園の年長さんの時の、障害の観察記録です。
小学校入学前の知的障害と発達障害の診断
うちの子が、小学校入学前に、知的障害や発達障害がある子を対象として、教育委員会が実施した診断を受けた記録です。
当時は幼稚園に通って、療育施設に行ってなかったので、幼稚園に教育委員会の方が来て、子供の様子を観察しました。
この当時は、まだ療育手帳のことがよくわかってなかったので、申請してませんでした。
早く療育手帳を申請しとけば、よかったです。
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他の子の障害診断と比較する。
他の子と比較しないと、わかりにくい。
うちの子が、この障害の診断を受けた当時は、他の子との比較ができませんでした。
他の子と相対的に比較ができないと、自分の子供の診断結果だけを見ても、いまいちわかりにくかったです。
ネットを探し回っても、実際の障害の診断記録って、公開されていませんでした。
他の子の障害診断の記録って、あまり見れないので、ご参考までに公開します。
この診断を受けた後には、教育委員会からは、支援学級を強く勧められました。
それでも、うちの子は、普通学級を希望して、小学校に入学しました。
普通学級で勉強についていくために、毎日教えるのは大変です。
しかし、周りからの刺激で、うちの子が成長できてると思うので、普通学級を選んで良かったと思ってます。
幼稚園の年長の時には、小学校の就学判断のために、5歳7ヶ月の時と、6歳0ヶ月の時に、教育委員会からの障害の診断を2回受けました。
うちの子の知的障害、発達障害の診断記録
幼稚園の年長、5歳7ヶ月の障害診断記録です。
診断名
- 広汎性発達障害
- 精神発達遅滞(軽度〜中等度)
観察状況
- 観察者が挨拶すると、挨拶を返すことなく恥ずかしそうにその場から離れた。
- 慣れてからいくつかの質問をした。名前を尋ねると「5歳」、年齢を尋ねると人差し指を1本立てて「5歳」と答えた。
- 観察中ずっと上靴を脱いでおり、先生から上靴を履くように声かけがあった。3回声かけがあったが、指示は通らず、結局、先生が上靴を履かせた。
- 片付けの合図のピアノでは、手に持っていた玩具を棚の上に置くだけだった。声かけに「やだ」と言い、椅子にずっと腰掛けたままだった。
- 絵画活動では、ぐるぐるとなぐり描きを始めた。支援者が人の顔を描くように声かけすると、口は丸(顔)の外に描き、鼻は縦線を4本描いた。
- お集まりの歌の時は、初めの部分だけ大きな声で歌った。その後も、口は動かしていたが、徐々に追いつかなくなって、歌うのをやめた。
本児のよさ、興味、関心
- 電車などの乗り物が大好きである。
- 優しく、穏やかな性格である。
配慮・支援が必要なところ
- 指示理解(要個別的な働きかけ)
- 集中の持続、新奇場面(見通し支援)
- 学習面
- ADL(日常生活動作)、(咀嚼力への対応、整理や片付け)
今後の目標として考えられる内容
- 視覚的な情報提示などの個別的な支援により、言葉の意味がわかって動く経験を増やす。
- 自分から他者への働きかけができる。(要求する、誘う、助けを求める等)
- 見通し支援により、新奇場面への適応や、集中力の向上を図る。
これくらいの障害の程度でも、うちの子の場合は、頑張れば小学校の普通学級に通えました。
その後の障害診断記録は、こちら
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