飛行機の航空券も、療育手帳で割引になります。
飛行機の割引メリット、空港駐車場も割引に。
療育手帳で航空券が3割引に。
療育手帳・愛の手帳で、飛行機の航空券が、障害者割引料金で購入できます。
ただし、使い方には注意が必要です。
航空券だけじゃなく、空港の駐車場でも割引があります。
療育手帳のメリットを活用して、お金を大切にしましょう。
療育手帳での障害者割引サービスは、路線によって約25%〜37%程度の割引率です。
療育手帳で飛行機は、「大人普通運賃の約3割引」と覚えておきましょう。
療育手帳の航空割引欄、本人・介護者の区分
療育手帳に、本人・介護者の区分を書いています。
障害の程度によって、障害者本人だけじゃなく、同伴する介護者の航空券も割引になります。
療育手帳の航空割引欄に、本人・介護者の区分を書いています。
重度の知的障害で、療育手帳の判定がAなら、本人と、同伴する介護者1名の両方の航空券が割引になります。
療育手帳の判定がBなら、障害者割引は、本人だけです。
療育手帳の航空券割引の対象
- 療育手帳の判定Aは、「航空割引・本人・介護者」の丸いハンコ
- 療育手帳の判定Bは、「航空割引・本人」の丸いハンコ
うちの子は療育手帳が判定Bなので、航空割引欄は「本人」です。
飛行機の割引、ぱっと早見表
療育手帳での障害者割引、本人・介護者の区分の早見表です。
療育手帳の 航空割引欄 |
本人 | 介護者 |
---|---|---|
療育手帳A 本人・介護者 |
約3割引 | 約3割引 |
療育手帳B 本人 |
約3割引 | ー |
療育手帳を持つ子供の場合、障害児本人には使えない。
子供の障害児、本人には割引が使えない?
療育手帳での障害者割引は、障害児本人が、大人でも子供でも「大人普通運賃の約3割引」です。
子供の障害児でも、大人普通運賃の約3割引だけなんです。
航空券の小児割引では、大人普通運賃の半額になります。
小児割引と、療育手帳の割引を、同時に併用できません。
つまり、障害を持つ子供本人は、療育手帳の割引ではなく、大人普通運賃の半額になる小児割引のほうがお得ってことなんです。
- 3歳未満の子供の飛行機代は、大人が抱っこすれば無料。
- 満3歳以上、12歳未満の障害児は小児割引の方が半額でお得。
結局、12歳までの子供の障害児本人は、療育手帳の割引は使う場面がないってことです、残念。
重度障害の子供と一緒に、同伴する大人には、障害者割引を使う場面はありますけど。
なんと、障害者割引は、子供の障害児本人には、意味がない・・・
療育手帳で飛行機の割引、使い方に注意が必要
使い方の注意?
注意点、飛行機の障害者割引
- 予約を変更や取消をするかもしれないときや、年末年始などで他の割引がないとき、直前の予約になってしまったときに使ってください。
- 予約を変更や取消をしないのであれば、早期予約の「旅割」や「特割」「先特割引」のほうがお得です。
- ホテルや旅館に泊まるなら、旅行会社の宿泊セットの旅行プランが、お得なことが多いです。
飛行機は、早期予約の場合には、割引率が高く、とても安い価格で航空券が購入できます。
早期予約すると、日程にもよりますが、半額程度の値段で購入できることが多いです。
療育手帳で航空券は、約3割引になりますが、早めに日程が決まっている場合は、障害者割引より、早期予約の方が安く購入できます。
その点、新幹線は、早期予約の割引率が低いので、療育手帳での障害者割引がお得です。
また、旅行会社の宿泊セットプランのツアーでは、ホテルの宿泊付き航空券が、激安で売られています。
ただし、早期割引や、宿泊セットプランは、日程変更ができなかったり、キャンセル料金が高かったりします。
それと、年末年始やお盆シーズンは、割引がほとんどありません。
療育手帳の割引は、日程変更のキャンセル料も通常通りで、混雑するシーズンでも、いつでも約3割引になります。
飛行機の場合は、早期予約や宿泊セットプラン、それと療育手帳の障害者割引を、場合によって上手に使い分けましょう。
空港駐車場の割引サービス
空港の駐車場も、療育手帳の割引を忘れずに。
忘れちゃいけないのが、空港駐車場の割引サービスです。
療育手帳・愛の手帳で、空港の駐車場料金が半額のメリットがあります。
ほとんどの空港の駐車場で、障害者割引が受けられます。
ただし、 空港の公式駐車場だけで、空港周辺の民間駐車場は割引になりません。
障害者は、車を使って移動すことが多いので、駐車場の割引はありがたいですよね。
車で空港まで行く方は覚えておきましょう。
飛行機の割引は、使い勝手が悪いかも。
航空券の障害者割引は、ちょっと使いにくい…
飛行機の療育手帳・愛の手帳での障害者割引サービスは、ちょっと使いづらいというのが、わたしの印象です。
療育手帳の割引サービスより、早めの予約での割引のほうがメリットが大きいからです。
新幹線の場合、3歳から6歳未満の幼児は、自由席なら無料です。
東京駅や、新大阪駅などの新幹線の始発駅から乗るときは、ちょっと並んで自由席に座ればタダです。
でも、飛行機の場合は、3歳から6歳未満でも、小児割引で大人の半額のお金がかかります。
障害があって大きな声を出したりする場合は、新幹線ならデッキに連れていけますが、飛行機ではそれができません。
なので、わたしは東京・九州の帰省では新幹線で往復しています。
うちの家族は、新幹線で、東京と九州を移動しています。
飛行機の障害者割引のことを悪く言ってしまいましたが、急な用事や、予定が変更になりそうなとき、新幹線がないところ、年末年始なんかは、とってもありがたいメリットだと思います。
航空会社のみなさま、療育手帳・愛の手帳をもつ障害者への配慮、ありがとうございます。
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