療育手帳で障害者割引、高速道路が半額に。ETCでもOK。

療育手帳で、高速道路、有料道路が半額に。

療育手帳・愛の手帳で高速道路などの、有料道路の料金が半額になります。

この2つの場合が、高速道路・有料道路の割引対象となります。

高速道路の割引、対象者は？

（１）障害者本人が運転する自動車の場合

療育手帳を持っていれば、判定に関係なく割引になります。
ただし、自動車の免許は18歳からなので、子供の障害児は自分で運転ができません。

また、運転免許を取得するためには、当然、試験に合格しないといけません。
知的障害者にとっては、試験合格は、厳しい条件なので、結果的に、知的障害の程度が、軽度に限られます。

（２）重度の障害者が同乗する自動車の場合

割引の対象は、「旅客運賃減額」が第一種知的障害者である、重度の障害者だけです。

旅客運賃減額が第二種知的障害者である、中度・軽度の障害者は、同情するだけでは割引になりません。

18歳未満の障害児は、免許が取れず本人が運転できないので、重度で同乗の場合しか割引になりません。

療育手帳をもらった市役所で申請手続き

高速道路の割引を受けるための申請手続きは、療育手帳をもらった市役所などの障害者福祉担当窓口で行います。

料金所で、療育手帳を見せるだけでは、高速道路・有料道路の料金は割引になりません。

割引を受けるためには、自動車の事前登録が必要で、障害者1名に対して、自動車を1台登録できます。
また、自家用車だけで事業用車はダメです。

ETCでも療育手帳の割引OK。

ETCでも事前に登録しておけば、療育手帳の障害者割引が受けられます。

条件は、自動車・ETC車載器・ETCカードを事前登録することです。
そうすれば療育手帳を提示することなく、ETCレーンをノンストップで通過しても、障害者割引が適用されます。

ただし、ETCを通過する場合でも、療育手帳を所持することが、ルールです。
もし、ETCが故障中などで閉鎖されていた場合は、有人の料金所で清算します。
有人の料金所では、療育手帳を提示しないと障害者割引が適用されません。
決められたルールはしっかり守りましょうね。

他人の車やレンタカーでは割引にならない。

この高速道路の割引を受けるには、自動車の事前登録が必要なので、他の人の車に乗せてもらった時や、レンタカーでは、割引になりません。

他人の車に乗った時に、料金所で療育手帳を提示して、料金所の人を困らせないようにしましょうね。

レンタカーを借りる時のレンタル料金は、療育手帳で割引になります。
多くのレンタカー会社で障害者割引を実施してくれていますので、レンタカーを借りる時には確認しましょう。

障害を持つ子は、自動車が必要なことが多い。

うちの子の障害の程度は、以前は中度、現在は軽度なので、有料道路の割引は登録をしたことはありません。

重度の知的障害を持つ子のお母さんである友達がいて、よく車に乗せてもらっていますが、ETCを登録していてとっても便利です。
そのお母さんは、遠くの病院まで子供をリハビリに通わせているので、高速道路の割引はすっごいメリットだそうです。

障害を持つ子がいると、どうしても自動車が必要な場合があります。
自動車の維持費って、とっても高いので、節約できるのは嬉しいですよね。

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