療育手帳で駐車禁止が除外に、駐車禁止除外標章

知的障害児の車でのお出かけに役立ちます。

療育手帳と駐車禁止除外標章

療育手帳で駐車禁止区域に止められる、駐車禁止除外標章。

療育手帳の等級がA判定だと、警察から駐車禁止除外標章をもらえて、駐車禁止区域に路上駐車できるようになります。
知的障害を持つ子供を連れて自動車でお出かけしたけど、目的地周辺に駐車場がないってときに、とっても役に立ちます。

知的障害を持つ子は、急な飛び出しなど、外出先で危険がいっぱい。

知的障害を持つ子はを連れての外出で、一番怖いのが、道路へ飛び出して、車にはねられる交通事故です。
また、周囲の人にぶつかって迷惑をかけることも、よくあります。

外出先どこでも近くに駐車場があればいいのですが、車を止められない時は、遠くの駐車場から子供を連れて目的地まで歩いて移動します。

人通りが多いとパニックになる子もいます。
大きな音が苦手で、突然走り出す子もいます。
車が多いとこでは、危険で知的障害を持つ子供から目が離せません。

子供を連れて外出すると、気を使ってへとへとになる。
知的障害を持つ子のお母さんなら、この気持ちわかりますよね。

安全が一番ありがたい。

目的地周辺が駐車禁止区域でも、路上に車を止められると、安全に外出できるようになります。
子供の安全は、お金には変えられません。

子供の命を交通事故から守ってくれる、知的障害児にとって大切な駐車禁止除外標章です。

駐車禁止除外指定車標章は、療育手帳の判定Aが対象です。

駐車禁止除外指定車標章は、障害の程度が重度でもらえます。
療育手帳の障害等級が「A」の場合です。
東京都の愛の手帳では「1度と2度」の場合です。

申請手続きは所轄の警察署でできます。

療育手帳の障害の判定が「A」なら、警察署に行って問い合わせましょう。

うちの子は療育手帳の障害等級が軽度のB2判定なので駐車禁止除外標章はもっていません。

A判定の子供がいる友達が駐車禁止除外標章をもっていますが、駐車場がない公共施設とか兄弟児の学校に行く時は、とっても助かってるって言ってました。

ルール・マナーを守って、使いましょう。

この駐車禁止除外標章の制度は、歩行が困難な知的障害者や身体障害者への人道的支援制度です。

残念ですが、駐禁除外標章の不正使用のニュースをよく見かけます。
せっかくの障害者のための制度です。
駐車禁止除外指定車標章をもらった方は、ルール・マナーをしっかり守って、迷惑をかけないように使いましょうね。

警察関係者のみなさま、療育手帳・愛の手帳をもつ知的障害者への配慮、ありがとうございます。